「かもめ食堂」と同じスタッフやキャストで作られた「めがね(何が自由か、知っている)」を観てきました。。。
人が旅に出るのではない、旅が人を連れ出すのだ。ある作家が、旅行記の冒頭に記した言葉です。確かに、人の一生には何度か、何かにさらわれるように旅に出たくなる瞬間が訪れるもの。そのとき、あなたならどこへ行くでしょう。
携帯の電波が届かないところに旅したかったという女性タエコが春の南の島に降り立った。。。その島には観光するところは何もないと言う民宿の主人。。。戸惑いながらも少しずつその島の生活=イコール=「たそがれること」がうまくなっていく主人公と民宿に集まる不思議な仲間たち。。。その人たちはみんなめがねをかけている。。。
サクラさんという女性が春だけ開く「かき氷屋さん」・・・ここで出てくるかき氷は沖縄の本部(もとぶ)で食べた『氷ぜんざい』でした。。。
タエコさんの島じかんの使い方への戸惑いは、わたしたち忙しい生活をしている現代人は誰もが感じる戸惑いで共感できます。
テレビのない生活、ケイタイのない生活、パソコンのない生活・・あなたならどんな風に生活しますか?想像できますか?・・やはりたそがれて暮らすしかないでしょう。。。
お仕事で忙しく毎日をおくっている女性たちや若者がこの映画を観たのなら、やはり海のシーンで「わたしもこんな島に行ってみたい!!」ときっと思うことでしょう。
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竹富島に行ったのは2006年の5月でした。

宿はもちろん民宿。民宿は泊まっている人が同じ食堂で朝食、夕食をいただきます。炊き込みご飯の「ジューシー」がでてきたり、泡盛が真ん中に置かれていたりとオキナワらしいお食事・・・夜のとばりの中で聞いたミミズクの鳴き声、シャワーのところにはりつくヤモリ(イモリ?)・・・そしてヤモリのきゅっきゅっと鳴く意外にも愛らしい鳴き声。。。
部屋は西日が差し込んでくる部屋だったので寝る頃は暑くって、扇風機を掛けたままで眠ったら風邪を引いてしまい、1時間百円入れて掛けるクーラーをかけようよ!!とダンナとケンカをしてしまい、当然ながらカンファタブルなホテルとはちょっと違う民宿の生活を体験したのでした、、。
その民宿で一人の青年に会いました。私たちより一日遅れてその民宿に一人でやって来ました。食堂の横に置いてあったパソコンでメールのチェック・・・その青年もパソコンのところによく来ておりました。
わたしたちは三泊したのかな・・・もうこの島を出るという時、その青年と出合ってちょっと話しました。
青年「今日帰られるんですか?」 私「はい、もう三泊もいましたから。。」 青年「ぼくはまだ三泊もあるんです、、。」 私「えーっ、私たち、一泊でも、日帰りでもよかったかなと思ったのに、扇風機でカゼ引いちゃったし、、。」 青年「そうですよねぇ、、。はぁー(ため息)。」 私「マリンスポーツに挑戦した?」 青年「いや、ぼく、泳げないんです、、。」 私「じゃあ、自転車で島を回ったら?」 青年「もう、回ってきました。もうすることが何にもないんですよねぇ、、。はぁー(ため息)。」 私「何か陶芸とか、じゃみ線とか体験してみたら?」 青年「そういうのは苦手で、、、。」 私「じゃあ、ここを引き払って石垣島や西表島なんかに行ってきたら?」 青年「ここの後に西表島に行く予定にしているんです、、、。はぁー(ため息)。」
帰ってからも、あのいかにも海の似合わない青白い(おたくにみえる)青年はいったいどうやって竹富島での三日間と、西表の三日間を過ごしたのだろうと非常に気にかかっておりました。一度夕食の時に隣に座ったので泡盛をすすめたら”飲めないんです”と言ってたし、お酒の飲める場所に出かけたとも思えないし、したがって、あの後、すてきな恋があの島で彼を待っていたとも思えないしねえ、、、。
東京に帰ってきて秋葉原辺りできっと元気を取り戻して生活していることとは思いますが・・・^m^
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