歌舞伎座・四月大歌舞伎
地下鉄浅草線東銀座で降りて地上に出て、いつも出口によって位置が分からなくなり少しだけその辺りをぐるぐる周ると、ビルの向こうに突然に造りの違う歌舞伎座が現れて、ほんとに何度行ってもドキドキしながら歌舞伎座と出会うわたしです。。。
中村勘三郎がお気に入りの歌舞伎役者さんで、勘三郎さんが出演されていると無性に見に行きたくなる・・・ということで、一年振り、またまた『四月大歌舞伎』を見に行ってきました。。。
出掛けたのが遅くて、夜の部4時30分少し前、もう、一幕だけしか見られないと、一幕だけ見る席の切符売り場に並んでいると、ベテランの歌舞伎座のおじさんが「桟敷席が二席でたよ」と声をかけて来てくれました。
若い人、外人さん達並んでいる中で、私と私の前の人はほぼ同年輩、やはり私たちくらいの年代のおばちゃんが狙い目なのでしょう。
「桟敷席はおいくら?」「1万7千円」「くーっ!カードでお支払いはできますか?」「できますよーっ!」・・・折角来たんだから清水の舞台から飛び降りる気持ちで買っちゃおうかなあ・・・。案外思い切りがいい・・・切符売り場に向かいました。
売り場では丁度一等席のキャンセルが一つ出たというのでそちらを買うことにしました。今まで何度も歌舞伎座に来ていますが一等席なんて初めてです。大抵二階か三階・・今日など一幕だけを見ようと思っていたのに何と一等席で見ることになるなんて思ってもみませんでしたが。。。
もう始まっているというのにイヤホンガイドを借りて中へ。。。
前から八列目。真ん中。。。スゴイ!!オペラグラスがなくっても役者さんの顔がバッチリ見えます。凄すぎる!!(一人で感動しています)
最初の演目は『将軍江戸を去る』・・最後の徳川将軍、慶喜が江戸から水戸に去る様子で、静かな暗い演目・・言葉も分かりやすくイヤホンガイドも黙ったまま、、この演目が終わってから借りればよかったかなと思いました。
最初の幕間はちょっと長いのでみんなお弁当や買い物、トイレにと忙しく動き回る。わたしは三階にあるカレースタンド(ここのカレーはおいしいですよ!!)に行こうと思ったのですが今日は一階・・・トイレのついでにお店を覗いていたら開始5分前のブザーが鳴ってしまいました。
次の演目は『勧進帳』。勧進帳は一番多く演じられているそうで、この私でさえ3、4回は見ています。演じる人によって感じが変ってくるのですが、今回の弁慶は片岡仁左衛門さん、富樫役は勘三郎さんで義経役が何と玉三郎さん。。。凄い勧進帳です!!
弁慶役の十五代目片岡仁左衛門さん・・・すばらしかった!!!
仁左衛門さんも大好きになりました。![]()
勧進帳のストーリーは分かっているし、みえの切り方も足を踏み鳴らすのも同じなのに、繰り返し演じられるのはやはり役者さんの組み合わせの面白さもあってのことではないかと素人ながら考えました。
仁左衛門さんの声はトーンも丁度良く、歯切れもよく、心地よく勧進帳を楽しませていただきました。シアワセでした。。。
ここでの幕間は短い。小腹が空いたので大納言小豆の蜜漬に抹茶アイスをのせたものを食べたら結構お腹いっぱいになった。今日は夕食は無しになりそう。
最後の演目は喜劇・・・中村勘三郎の演じるはじけた役は、富樫の「静」と対照的にふわふわうわついた戯作者になりたい若旦那・・・勘三郎のアドリブの効いた演技にはみんな声を上げて笑いながらみる歌舞伎です。
『浮かれ心中』・・井上ひさしの「手鎖心中」を歌舞伎化した作品だそうです。
桜の咲いた土手、遊郭、花魁道中、梅園とはなやかな舞台には日常を忘れさせてくれる演劇の魅力をいっぱい詰め込んでいました。最後に勘三郎の宙乗りで幕になったのですが、本当に思い切っていい席で見てよかったとたいへん満足させていただきました。![]()
午前の部の玉三郎の『熊野』も観てみたかったですが26日(土)までなのできっとムリでしょう、、。
2007年4月の大歌舞伎のときの写真 二代目中村錦之助の襲名披露があり、口上が聞けました
























































































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